漢方について

漢方のはなし

男性不妊症

 もう12月です。1年はあっという間に感じます。

 寒い冬は、漢方でいう腎(じん)を傷めやすい季節です。腎は老化・生殖に関係するところでもありますので、ストレスを溜めず、十分な睡眠と規則正しい食事、適度な運動を心がけたいものです。

 漢方薬が不妊症の治療に効果があると言われ、子宝を望み漢方薬を服用されている方も多くいらっしゃると思います。

 子宝相談に来られる方の傾向として、奥様だけで相談に来られる場合があるかと思いますが、意外とご主人に原因がある場合も多いんです。おおよそですが、男性側の原因と、女性側の原因の割合は同じくらいです。

 また、ご主人奥様どちらかに原因があっても、お互いの弱い部分をフォローできるようにご夫婦で漢方薬を服用した方がより結果がよいようです。

 ご主人側の原因はおもに、ストレス、暴飲暴食、生活の不節制、過労・老化、内蔵機能の低下などにより、精子数や精液の減少や運動率の低下、奇経精子の割合の増加、インポテンツなどの状態になってしまっています。

 漢方薬では、ストレスから来る体の不調を整える柴胡剤(さいこざい)や理気剤(りきざい)、元気をつける補気剤(ほきざい)、体に溜まった老廃物を排泄する化痰剤(けたんざい)や活血化瘀剤(かっけつかおざい)、老化から来る機能低下を治す補腎剤(ほじんざい)などが使用されます。

 奥様が漢方薬を服用する場合、月経周期によって漢方薬を調節する場合もありますが、ご主人が漢方薬を服用する場合、女性と違って月経(ホルモンの変動)がないので、体質や症状にあった漢方薬を継続して服用していただけたらよいかと思います。

 子宝がなかなか授かれずに悩んでいらっしゃるご夫婦は、ご主人も漢方薬を試してみてはいかがでしょうか?


2014.12.5

戻 る

佐久間薬局

お気軽にご相談・お問い合わせください。

佐久間薬局

〒957-0058 新潟県新発田市西園町1丁目1-3

TEL:0254-22-3956 営業時間/9:00~19:00
定休日/日曜日・祝祭日

FAX:0254-26-7101

メールでのお問い合わせ

店頭のパンダが目印!

けやき通り沿い旧国道7号線
駐車場完備

↑ページ先頭へ