漢方について

漢方のはなし

冷え症

冷え症
冷え症

 今年も9月に入り急激に気温が低くなったと感じられます。
 急激に気温が低くなると普段から寒がりの方には大変辛いものです。体が冷えると感じるだけでなく、痛みなどが現れてくることもあります。
 冷えには代謝が悪くなった、血流が悪い、体を冷やす飲食を摂る生活習慣、寒い環境にいることが多い、栄養状態が悪いことなどがあります。
 冷えには漢方薬が合っています。冷えの原因によって使い分けますが、冷え症に用いられる代表的な漢方薬には桂皮(けいひ)・桂枝(けいし)や当帰(とうき)、附子(ぶし)や呉茱萸(ごしゅゆ)、乾姜(かんきょう)などの含まれたものが多いです。

 その中でも代謝が低下した方には附子が含まれた漢方薬が良い場合があります。
 附子はトリカブトの根です。トリカブトと言うと強い毒をもつので心配かと思われますが、漢方薬に入っている附子は加工附子(かこうぶし)が一般的で、加工附子は毒性を除くもしくは減弱してあり、冷えを感じる方には正しい量であれば安心して服用することが出来ます。代表的な漢方薬には、八味地黄丸(はちみじおうがん)または八味丸(はちみがん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、真武湯(しんぶとう)、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)などがあります。
 また、附子には冷えからくる痛みに用いられることも多くあります。

 附子は、何をしても体の芯から冷える、冷えると痛みが現れる、年をとったと感じられる、小便の症状で困っている、足腰が弱い。こういった方にあっている場合が多いです。
 血流を良くする漢方薬との飲み合わせも相性が良い場合が多いので、冷え症でお困りの方はお気軽にご相談ください。


                          2015.09.07

戻 る

佐久間薬局

お気軽にご相談・お問い合わせください。

佐久間薬局

〒957-0058 新潟県新発田市西園町1丁目1-3

TEL:0254-22-3956 営業時間/9:00~19:00
定休日/日曜日・祝祭日

FAX:0254-26-7101

メールでのお問い合わせ

店頭のパンダが目印!

けやき通り沿い旧国道7号線
駐車場完備

↑ページ先頭へ