漢方について

漢方のはなし

咳嗽(せき)の漢方薬

 インフルエンザが流行っています。インフルエンザや風邪をひいた時咳をしていると周りの方に迷惑をかけることがあります。 また咳をしていると周りの方の視線も気になります。
 漢方薬の風邪薬は、体調に合わせて処方を変える必要がありますが、総合感冒薬のように様々な症状に効果があります。もちろん、咳止めとしての効果もあり ます。しかし、咳の症状が酷い時や咳だけが現れている時には、漢方薬も感冒薬だけではなく咳止めを服用する必要があります。
 咳嗽とは、痰を伴なわない症状の『咳』と痰を伴う症状の『嗽』を合わせて『咳嗽』と言いいますが、一般的に『せき』を分類せずにまとめて『咳嗽』と言っています。
 咳嗽の漢方的な分類は、風邪の分類と似ています。大きく分けると、気候(季節)や環境などで影響される外的要因と体の虚弱さによる内的な要因に分けられ ます。外的な要因はさらに寒さによるもの、熱から現れるもの、乾燥から現れるものに分けられます。内的な要因の咳嗽は、水分代謝が悪い方や平素から水分の 取り過ぎによる方で、水が多くたまっているため痰が多い咳、さらに体が熱く熱がこもっている方、ストレスが溜まっている方、体や咽喉が乾燥気味の方や元気 が不足し呼吸器が弱っている方に分類されます。
 これらの分類によって、咳の音や出かた、痰の量、悪化や発症原因が違ってきます。また、体質によっても咳の出方が変わります。
 特に風邪やインフルエンザの症状が治まっても咳だけ残る場合は、内的要因も考慮して薬を判断する必要があり、漢方薬が得意とするところでもあります。
 詳しくは専門家にご相談ください。

2011.01.27

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