体の悩み
ふけ症や抜け毛の悩み
すっかり寒くなり、いつから雪が降り始めるのか気になり始める時期になりました。外では、車のタイヤを交換する工具が道路とぶつかる『チャリン、チャリン』と音があちらこちらから聞こえてきます。この時期になると乾燥感が強くなりませんか？
秋から春にかけて、細かいフケが気になる、手足のひび割れが気になる方、それはただ乾燥しているだけではないかもしれません。特に、体重が増えた、コレステロールや中性脂肪が高い、甘いもの、脂っこいものが好き、お酒が大好きという方は漢方でいう痰濁証（たんだくしょう）かもしれません。痰濁証は、代謝の低下で老廃物が体から上手に排泄できなかったり、飲食の過剰摂取によって処理できなくなって老廃物が溜まった状態で、舌の上には、白色や、やや黄色っぽくなった異物（苔といいます）が付いています。酷くなると血流が悪くなり、抜け毛やめまい、物忘れなどが現れます。
このようなタイプのフケは、一生懸命頭髪を洗っていても、髪が乾いた頃には新しいふけがどんどん出てきます。このタイプは抗生物質入りのシャンプーも効果が見られない場合があります。
軽い場合は、暴飲暴食を控え、便秘症の方は便通を改善し、運動して体重を減らすと改善する場合もあります。
それでも改善しない方には、漢方薬をおすすめします。状態によりますが、2～3種類の漢方薬が必要な場合もありますが、1ヶ月もしないうちに変化が見られると思います。
但し、これらは痰濁証の場合です。また、痰濁証の体質を改善する場合は、根気が必要になります。ふけでお困りの方は一度ご相談ください。
2013.11.27
