漢方のはなし
感冒、インフルエンザは早めにお薬を
1月の終盤に入り、新発田市でも少しずつインフルエンザの患者様が増えてきました。インフルエンザでなくても、風邪の症状が長引いて残っている方も多く見かけられます。
インフルエンザというと、テレビで富士フイルムさんがインフルエンザの検査についてのCMがよく流れています。今までですと、インフルエンザに感染して、ある程度体内でウイルスが増えないと、検査をしても感染しているのか判断できなかったそうですが、今はそうでもなくなってきているようです。
それでも、普段皆様が病院や医院さんに、診察に行かれるのは、喉の痛みや発熱・寒気などが現れてから数時間後、または1日後になるかと思います。症状があらわれる頃には、かなりのウイルスが体内で増殖してしまっています。それからでは少し遅すぎます。普段から怪しいなと疑われる時のために薬を用意しておく必要があります。
漢方薬は、病名で薬が決まるわけではないですので、インフルエンザであっても、感冒であっても、適したお薬であれば良い効果が期待できます。
喉に痛みや違和感が現れ、寒気が強く現れてなく、感冒やインフルエンザの感染に疑いのある方は、病院や医院に行く前だけでもいいですので、天津感冒片の服用をおすすめ致します。
また、下痢や嘔吐などの感冒には勝湿顆粒。寒気の強いときには、麻黄湯や葛根湯など。だるさが強い場合は参蘇飮などを一緒に服用する場合もあります。
辛い症状が長く続かないように、漢方薬の風邪薬を、ご家庭にご用意してみてはいかがでしょうか?
2014.1.27