体の悩み
頚椎症による首・肩・腕などの痛み・痺れの漢方薬
9月に入り急激に気温が下がり、今年は残暑を感じることが少ない年になりました。
新潟県は海に面し、川が多く、また県名にも“潟”がつき、○潟と呼ばれるところも多く、湿度がかなり高い地域になります。湿度が高いうえに寒さが加わると首だけでなく、腰や膝、足などにも痛みや痺れが現れます。よく、天気が崩れる前日、または2,3日前に痛みなどが悪化する方は、湿気や寒さが原因になっている場合が多いです。
しかし、子どもたちは同じ条件でも痛みや痺れが現れることはほとんどありません。それは骨や筋が丈夫だからです。年齢とともに弱くなってきます。
痛み痺れの中でも、首から背中、腕、手と痛みや痺れで困られている方が増えています。原因の一つにスマートフォンがあります。長い時間頭を下げて夢中になっていると首に負担がかかり痛みを生じる場合もあるようです。
漢方ではこういった場合、血行を良くする、骨や筋に栄養を与える、水分代謝を高める、体を温めるなどの漢方薬を状態に合わせて選ばれることが多いです。すべての働きがある漢方薬に独活寄生湯(どっかつきせいとう)があります。これだけでは不十分なこともあり、2種類以上必要になる場合もあります。
鎮痛剤を長期間服用するのが不安だ。鎮痛剤で胃が荒れる。体質から変えていきたい。漢方薬を試してみた。病院の薬と併用したい。
そういった方はお気軽にご相談ください。
2014.9.26