漢方のはなし
ハブ茶について
今年は猛暑日が続き、皆様水分を多く摂っている事と思います。
寒いときは、あまりの飲むことはありませんが、自動販売機等でお茶を買って飲むと、成分にハブ茶やハトムギ、ドクダミが入っているものもございます。
ハトムギは有名で、『肌に良いんだな』、ドクダミは『毒を出してくれるのかな?』と知っている方も多いことと思いますが、ハブ茶はどういったお茶なのでしょうか?
ハブ茶は、漢方薬では決明子(けつめいし)のと呼ばれています。決明子とは、『目を明らかにする』種子という意味があるそうで、マメ科のエビスグサの種子をさします。
漢方薬としては、名前の由来通り目の病気や、小便の出が悪い人、大便の出が悪い人が服用するお薬です。その他、降圧作用、利尿作用、コレステロールを低下させる作用があると言われています。
夏の暑い時に水分を摂り過ぎて、体が重だるくなっている方にぴったりです。しかし、夏は、冷たくしてお飲みになることが多いと思いますし、緩下作用(穏やかな通便作用)があるので、普段から胃腸が弱い方や、下痢、軟便の方、またはそういった傾向の方は注意が必要です。
そういった方には、オリジナル茶をご自分でブレンドしてみてはいかがでしょうか?
ハブ茶以外にも、お茶としてお飲みになれる薬草も取り揃えてあります。
お気軽にご相談してみてください。