漢方について

体の悩み

様々な原因から生じる頭痛

 今月の2日日曜日、東京の慶應義塾大学芝共立キャンパス内で一般用医薬品の研修会が開かれ、そこに参加してきました。その研修会は、薬局、薬店に来店さ れた相談者に、医療の立場でどのような相談をするのかを研修しました。その時の例題になった症状が頭痛です。頭痛を例に様々な頭痛の原因の分析と正しい判 断と指導の必要性を研修しました。もちろんこの研修は頭痛の研修ではなく、薬剤師としての任務、心構えなどの研修ですが。
 また、最近のテレビで三宅さんが日曜日の朝に司会をされている健康番組でも、頭痛の中にも危険な頭痛があるといった内容のことを放送されていました。
 漢方でも様々な頭痛の処方が存在します。中国の内科学(症状別、病気別に原因や適応する漢方薬を解説している教科書)では、川芎茶調散(せんきゅうちゃ ちょうさん)や羗活勝湿湯、天麻鈎藤飲、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)、通竅活血湯などが載っています。中には日本では手に入らない漢 方薬もありますが、2、3種類の薬の組み合わせで、近い処方にすることは出来ます。
 日本の漢方家の先生方は上記のお薬は手に入らない場合も多いので、その他のお薬を使用することも多いです。
 例えば、女性の方に多く、発作的で痛みは激しく、大抵は片側に現われ、痛みが酷いときには吐いてしまい、発作時は肩や首が凝ってから頭痛が現われる片頭痛に呉茱萸湯(ごしゅゆうとう)がよく使用されます。
 片頭痛と緊張型頭痛は症状が似ていることも多いし、脳内の以上による危険な頭痛も存在するので、適切な判断をするために、他にも多くの情報が必要な場合があります。
 頭痛でお困りの方は大勢いらっしゃります。自分の判断で市販の鎮痛剤を飲み続けると胃腸にも負担がかかる場合があります。漢方薬をお試しになってみたらいかがでしょうか?

2012.09.26

戻 る

佐久間薬局

お気軽にご相談・お問い合わせください。

佐久間薬局

〒957-0058 新潟県新発田市西園町1丁目1-3

TEL:0254-22-3956 営業時間/9:00~19:00
定休日/日曜日・祝祭日

FAX:0254-26-7101

メールでのお問い合わせ

店頭のパンダが目印!

けやき通り沿い旧国道7号線
駐車場完備

↑ページ先頭へ