女性の悩み
子宝相談
今月は、子宝を希望されながらもなかなか授からない方に、漢方薬がどのように手助けできるかを学ぶ勉強会に出席してきました。
多くの女性の方は、“結婚すれば”、“月経があれば”、“50歳までは”、“不妊症治療をうければ”、などなど、必ず妊娠できるものだ。と考えられているそうです。現実は残念ながらそう簡単ではありません。女性の体の中では、多くの卵の中から質の良いものが選ばれ、月経ごとに排卵されていきます。また体と同じで、卵も年々衰えていきます。つまり、全体の卵の数もそうですが、年々良い質の卵の数が減っていくことになります。卵の数も質も良い、出来るだけ早いうちに出産されることが、一番子宝に恵まれやすい条件といえます。
しかし、様々な理由もあり、子宝を望まれる年齢が少しずつ高くなっているようです。
いったん減った卵の数を増やすことは漢方薬でも出来ません。漢方薬は女性の体と心に働きかけ、丁度良い体内温度に調節し、ストレスを緩和し、血行を改善し、心身の疲れ解消し、月経の乱れを整えて、質の良い卵作りが出来る体作りのお手伝いをすることが出来ます。また、多嚢胞性卵巣症候群や子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科疾患を患っている方にも様々な研究が行われており、漢方薬も様々な部分でお手伝いできると思います。
子宝をご希望されている方、女性の体と心にやさしい漢方薬について、お気軽にご相談ください。
2013.10.28